出演… | 水都栄一(ミズトエイイチ) | 高校2年生。 純正オタク。 エネルギーは無駄にあるが、全てにおいて熱しやすく冷めやすい。 |
加藤清(カトウキヨシ) | 高校2年生。 むっつりオタク。 家族の前ではアニメを見ないタイプ。 |
幕が上がる。 | |
教室の風景。 | |
二人の生徒が掃除をしている。 | |
水都 |
ご奉仕されてぇ… |
加藤 |
いきなりなに言い出すんだよ…。 |
水都 |
メイドさんは、キングオブ男の夢じゃないか。 |
加藤 |
はぁ、そう言う人もいるね。 |
水都 |
なんたって従順。 それを構成する忠誠心と愛! |
加藤 |
うん。 |
水都 |
そして金! |
加藤 |
って、おい! |
水都 |
何か? 彼女達はビジネスで働いてるんだぞ。 |
加藤 |
そうだけどさ…、男の夢とやらが無くない? |
水都 |
無償で愛が欲しいなんて贅沢なやつめ。 ペットがメイドになるとか試験運用のメイドロボを狙ってるのか? |
加藤 |
そっちのほうが夢っぽくない? |
水都 |
金の絡まない関係なんて信用できるか! |
加藤 |
なんで人間不信になってるんだよ! 夢とか全然無いじゃん! |
水都 |
ふ、お前に裏切られた時から金しか信用できなくなっちまったのさ…。 |
加藤 |
俺が何したんだよ! |
水都 |
それでも、メイドさんってなんでもしてくれるんだぜ。 炊事、洗濯、身の回りの世話…。 |
加藤 |
メイドさんだしね。 |
水都 |
朝のご奉仕、夜のご奉仕…。 朝と夜って変えるだけで内容が想像できて、アラ不思議。 |
加藤 |
どうでもいいよ、そんなこと! |
水都 |
春のご奉仕って言うと、バーゲンみたいだよな。 |
加藤 |
関係無ねぇ! |
水都 |
敵対勢力からも守ってくれるし、暗殺なんかもお手のもの。 |
加藤 |
なんだよ敵対勢力って! |
水都 |
そんなときでも絶えず笑顔のメイドさん。 男のロマンだな。 |
加藤 |
ロマンじゃないよ! |
水都 |
何が不満だ。 可愛くて従順な召し使いが戦闘までこなしてくれるんだぞ。 |
加藤 |
最後の部分がおかしいわ! |
水都 |
なんだよ、女は家事とご奉仕さえ出来ればいいってのか? 女性蔑視だな。 |
加藤 |
戦闘はしなくていいだろ…。 |
水都 |
って、いうかメイドなんて肉欲さえあればいいんだよ。 |
加藤 |
お前こそ、メイドさんに偏見持ち過ぎだよ! |
水都 |
でも、メイドさんと言えばやっぱり服がいいよな。 |
加藤 |
メイド服ね。 清楚なイメージがするよね。 |
水都 |
その清楚さを汚したくなる訳だな。 |
加藤 |
違うわ! |
水都 |
血で。 |
加藤 |
って、怖いよ! だからお前はメイドさんに何をさせたいんだ!? |
水都 |
え〜と…(懐を漁る) |
加藤 |
なんだよ…。 |
水都 |
メイドの未来にご奉仕するにゃん♪(猫耳を装着しつつ) |
加藤 |
東京ミュウミュウ じゃん!ってか前と同じオチかよ!? |
舞台暗転。 | |
幕が降りる。 |